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我が家の心理学

「犠打」の精神

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◆スローガンは「犠打」

我が家では、夏といえば甲子園。高校野球中継で、試合終了のサイレンの音を聞くと、どちらのチームの応援をしているわけでなくても、涙がでそうになります。
グランドに立つ選手、ベンチや応援席にいる選手、監督・コーチ、家族、学校や地域の応援団、チームにかかわるすべての人たちの思いがその瞬間に凝縮され、心をぎゅっと掴まれるようなあの感覚は何十年観戦していてもかわりません。

我が家にも甲子園に憧れている野球小僧がいるのですが、彼の所属している中学校の野球部のスローガンは「犠打」。
たしかに、試合をみていますと、スローガンどおりに、バントや盗塁、スクイズなどでつないで点をとる野球を徹底しています。中学野球でも、豪速球を投げる投手や、本塁打を何本も打つ強打者が中心となるような派手なチームが目立ちますが、彼らのプレイは中学生らしく、真面目で、応援しているほうもすがすがしい気持ちになります。

◆「犠打」とは

野球の犠打というのは、狭い意味ではランナーを進塁させるための犠牲バントのことを指すそうで、広い意味では、三塁ランナーを生還させるための犠牲フライのように打点記録に残るものの他に、1,2塁のランナーを進塁させるための内野ゴロやフライように打撃記録には残らない進塁打のことも含まれているそうです。
「犠打」の精神とは、自分の成績に関係なく、一人ひとりが自分を犠牲にしてでも一点をとるために力を尽くす、という意味なのでしょう。たしかに、息子たちのチームの応援席では、ヒットやホームランと同じように、バントやゴロ、フライに大きな声援が送られます。そして、記録係、コーチャー、バッティングピッチャーとしてそれぞれの役割を懸命に果たしているメンバー、監督やコーチはもちろん、保護者も一体となって、チームの勝利を目指し、それぞれ自分にできることに精一杯取り組んでいます。


◆自分の利益を考えない

自分の利益だけを考えずに、周りの人たちの利益になるように行動しなさい、という「犠打」の精神は野球だけでなく、日常の生活においても大切なメッセージであると思います。
このことは、私達大人であっても簡単にできることではなく、長い時間をかけて、人生というグランドで何度も練習をして達成していくべき目標ではないでしょうか。とくに子育て中の親にとっては、「自分の利益を考えない生き方」=「家族のために自分の人生を犠牲にする」という一昔前の家族図式が浮かんできますので、この2つをきちんと区別して鍛錬していく必要があるのではないかと思います。

「犠打」は自分が犠牲になることで他者を思い通りにすることではありません。親子に置き換えてみますと、「私はあなたを育てるために自分を犠牲にしてきたのだからその期待に応えなさい」などと押し付けて迫るのはもっての外ですし、「あなたの思うとおりにしていいのよ」と自分の思いを抑える一方で、実は思うとおりにならない子どもに対して不満を感じているという場合も「ダブルバインド(二重拘束)」といって、子どもの心の成長を歪めてしまう可能性があります。

◆ 親の期待

 子育てにおいて「親の期待」とは一得一失だと、つくづく思います。親が常に子どものやりたいことを応援できていればよいのですが、大方、子どもは、親の思う方向とは違う方向を向いています。子どもにすれば、自分の行きたい方向とは違う方向に無理やり引っ張られると、心が引き裂かれる思いになるでしょう。親は自分の理想や期待と異なる子どもの姿に焦りや落胆を感じるかもしれませんが、子どもにとっては自分の意思で前に進めているという有能感がなによりも大切です。思いのままに行動して子どもが失敗するかもしれませんが、失敗したときこそ見守ってくれている親の存在が必要になります。次の道を歩もうとする我が子を導けるのはその時なのだと思います。

 子育ての専門家であるはずの私も、二人の子どもを育てる中で、親として何度も失敗をしています。子どもは親の持ち物ではない、そんな当たり前のようなことでも、子育ての渦中にいるとわからなくなるものです。わが子であったとしても、いえ、わが子だからこそ、親の思うとおりにならないのだという事実を受け止め、「自分の利益を考えず」、親は子どもの失敗にも付き添う覚悟を持ちたいものです。わが子に失敗して欲しくない、という誰もがもつ親心の裏に、実は我が子は自分の思うとおりに動いてほしい、育って欲しい、という我心があることを自覚し、親としての心の耐性を養うということが必要なのだと思います。


と、この原稿を書いている後ろで、受験生であるにも関わらず、ゴロゴロしながらスマホをいじっている我が家の野球小僧はどうやって進塁させればいいのでしょうか。私も一母親としてまだまだ修行中です。忍耐忍耐



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