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我が家の心理学

成長のかけら

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「東先生はどうして今の仕事を選んだんですか?子どもが好きだからですか?」

講演会に向かう電車の中で卒業生のK君から唐突なメッセージが届いた。

う~ん。この質問にまじで答えるのは難しいなぁ、と躊躇しているうちに講演会場に到着。

返信をしそびれてしまった。


講演会の打合せが始まると、

「東先生はどうしてこのお仕事をされているのですか?子どもが好きだからですか?」

と主催者団体の理事長さんからK君と全く同じ質問が投げかけられた。

どうやら今日は、何が何でもこの質問に答えなければならない日らしい。


「いえ・・、実はもともと子どもは苦手だったんですよ。」

臨床発達心理士としてのイメージが悪くなるので、このセリフは極力避けたかったのだけれど、こう何度も尋ねられると逃げるわけにはいかない。

「自分が子どものときに上手に周りと遊べなかった記憶があるんです。それがどうしてだったのかって、興味があって。結局は自分探しですね。」

そう答えた瞬間、理事長さんの期待に添えなかったらしいことを後悔した。

ここは月並みに「ええ、子どもはかわいいですからね!」って笑顔で答えるべきだったかなあ。


私のようなコンプレックスの塊で、頭でっかちな人間が、自分探しのために福祉の世界で生きているなんて、あまり公言したくはないのだけれど、正確に言うと、私は「子どもが苦手」なのではなく、「人が苦手」だった。

初対面の人になかなか馴染めなかったり、頑張って仲良くなると今度は感情をぶつけすぎてしまったりと、どの程度の距離でつきあってよいかがなかなかわからなかった。

家族に対しても、無関心すぎたり、過剰に関与して感情をぶつけすぎてしまったりと、ほどよい距離をとることが難しかった。

頭では分かっているのに何度も失敗して、どうして失敗するのかをまた考えて、しばらくはうまくいくが、また失敗する。

心理学の理論通りに生きられるわけではないことを一人の親として、子として、妻として、友人として、上司として、部下として、、、人間として体感しながら、毎日を過ごしている。

そんな失敗の数々の中から生まれた心の成長のかけらが私の宝物だ。



「人間の成長に興味があったから、子どもにかかわる仕事についたんですよ。」

講演会の帰り道、ちょっと気取ってK君に返信メールを打った。

これからはこの質問にはこう答えようっと。

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