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特別支援教育

どんぐり林の中で~生活に埋め込まれた指導~

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特急あずさで新宿から2時間、さらにJR飯田線に乗り継いで1時間ほどで、長野県伊那北へ。
飯田線はほとんどの駅が無人駅のため、車掌が車内での切符販売に停車駅での改札と忙しそうだ。
東京でも少し雪が舞ったようだが、こちらは5日前にどさりと降った雪でいい具合に(!?)冷えている。

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研修でお伺いした伊那養護学校の校庭には、どんぐり林の中にアスレチック遊具があり、築山は子どもたちのそり遊び場になっている。

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高等部の作業学習ではヤギやうさぎ、鶏の飼育にもとりくんでいるとのこと。

学校の中に自然と触れあう機会がふんだんにあることを、私がやたらと珍しがっていることが、伊那の先生方には珍しかったようだ。

今回の研修のテーマはNCプログラムを用いた認知と言語の指導について。

テーマだけを読むと、机上で取り組む学習課題についての話のように思われるかもしれないが、NCプログラムが目指しているのは、「日常の生活の中で、やりとりをしながら、発達の評価をし、目標に応じた指導をしていく」という風景だ。

もちろん個別指導の中で、集中的にアセスメントをして、指導者が用意した教材を使って指導を行っていくというスタイルは私たちのクリニックのように1週間に1時間しか療育できない場では効率的だが、毎日生徒と接している学校の場では、個別アセスメントや個別指導で見出された目標を生活や授業のなかに「埋め込んで」指導していくことができる。

どんぐり林におちているドングリを拾って、ふくろに入れ、数を数えたり、それを使って制作をする。

この一連の遊びの中に、「指先で物をつまむ」「物を容器に入れる」「数を数える」「指定された数をとる」「のりではる」など、発達を促進する多くのチャンスがある。

そのチャンスを活かすためには、それぞれの子どもたちの発達状況を生活の中で漠然と想像するのではなく、個別アセスメントや個別指導の中でより細かく確かめ、評価しておく必要がある。

Aさんは個別課題で「熊手のようにビーズをつかむ」状態であれば、一つずつどんぐりを提示して、親指と人差し指でしっかりとつまむように促していく。
Bさんは個別課題で「積み木を5まで数えらる」のであれば、6以上のどんぐりを数えるように促す。

ある程度構造化された個別課題場面でのフォーマルな指導と日常の流れの中でのインフォーマルな指導の両輪があってこそ生徒たちはより前に進むことができるのだろう。

過去には、「構造化VSプレイセラピー」「生活VS学習」という構図で語られることが多かった療育や特殊教育に関する議論も、最近ではそれぞれの意義や目的を理解しあい、包括的にとらえていく流れが見られてきているように感じる。

生徒たちの生活や将来にとって、大切なものは何かという視点からみれば、入口は違ってもおのずと出口は一致していくことだろう。

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