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特別支援教育

外部専門家10年目

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都内の肢体不自由特別支援学校で外部専門家として関わるようになってからこの4月で10年目になる。
臨床発達心理士としてこれまで何ができたのだろうか。

運動や認知、言語などの発達アセスメントは我々の基本の仕事だが、肢体不自由がある場合は、運動の麻痺や視覚的な障害などから、正規の発達検査の手順では彼等の力を正確に捉えることが難しい。

しかし、よくよく分析すれば定型発達の道筋と対応する部分がかすかに見えることがあり、その小さな小さなステップに梯子をかけられるようにと、祈るような思いでアドバイスをしてきた。

感覚遊びの段階にあると思われていた生徒が、適切な環境の提供により目的的に手を使うようになった。

体を支えることにたくさんの労力を使うために見る力が発揮できずにいた生徒が適切な姿勢にサポートすることで目の前のものをしっかりとみるようになった。

知的な遅れがないけれども、身体障碍というレッテルに苦しんでいた生徒が自立に向けての一歩を進みだそうとするようになった。

親御さんや先生方の思いと取り組み、また、他職種専門家との連携から多くを学び、そして何よりも生徒の変化に感動させられることがたくさんあった。


外部専門家は生徒や保護者を直接支援する立場ではなく、学校教員へのコンサルテーションという立場である。
正直、初めて学校に入ったときには、その違いに大きく戸惑った。

また、「外部」という「アウェイ」な立ち位置に、これまで経験したことがないような苦悩を感じたこともある。

  God grant me the serenity
  To accept the things I cannot change;
  Courage to change the things I can;
  And wisdom to know the difference.

  変えられないものを変えられないと受け入れる心の安らぎと
  変えることができるものを変えようとする勇気と
  その違いを知る知恵が与えられますように。

このことばを何度も繰り返して、自分の無力さと戦ってきた。

今も、臨床発達心理士として私ができることは、ほんの少しだけれども、その少しの力を丁寧に重ねていくだけだ。

生徒たちと一緒に私たちもまた同じ成長の過程にいると信じて。

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