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我が家の心理学

完璧な子育て

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「『息子にくそばばと呼ばれたら、子育ては成功したって思いなさい』って、心理学の本に書いてあったんですけど、それって本当ですか?」

先の研修会の打ち上げの席で、学生からそんな質問をうけた。

「う~ん。正直、現役の母親としては、くそばばって言われたらムカつくしかないけどね。」

予期せぬ質問に、咄嗟の本音がでた私。

でも、一応ここは心理士として、反抗期の発達的意義を学生さんにきちんと説明せねば。

「たぶん、わが子が思春期になっても、親にまったく反抗しない従順な子だったら発達的には逆に心配だって意味だと思うけど。親からの精神的自立のためには、くそばばってくらい言えないとだめってことかな・・。」

と、陳腐な説明をしてみる。あまり心がこもっていない。自己一致が足らぬ。

「でもね、ほんとに母親としてはムカつくのよ。何で母親にだけ、そんなに偉そうにするんだって。反抗期だって分かってても、がーって怒っちゃう。」

と、やっぱり正直に話してみる。恰好つけてもはじまらない。

「俺なんか、あるとき、『あー、母親なんかこんなもんなんだ』って見切っちゃったからね。」

と、横から私と同世代のY先生がいつもながらにするどい一言。

「母親が俺の機嫌を取ろうとして、漫画を買ってきたんだけど、その漫画がぜんぜん俺にとってストライクじゃなかった。その瞬間、あ~~~、この人は俺のことぜんぜんわかってないんだ。この程度の人間だったんだって、思ったわけ。」

何々?漫画一つで、母親の心血を注いだ子育ての労力に対する評価は地に落とされるってこと?

母親として一瞬理不尽に思ったけれども、よく考えると「この程度の人間」という評価には痛く納得。

母親が完璧であるはずないけれど、息子はそのことに、相当がっかりして、悲しくて、怒りさえ覚えてしまうんだ。

なるほど、私のようにいいかげんな母親でも、息子にとっては「完璧」であってほしい、ってことか。若干、気を取り戻した。

「東先生みたいに心理の専門の先生でも、普通の親と同じような感情や悩みがあるんですね。人間らしくて、ほっとします。」

素朴な学生たちの感想にもさらに励まされる。

そっか~。「完璧でない=人間らしい」か。

発達の専門家のくせに上手に子育てができないのは、親としても心理士としても失格だなって、しょっちゅう落ち込んできたけれど、結局は完璧でない自分を受け止めることができていないってことだったのかも。


思わぬところで気づきが得られたことに感謝、感謝。

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まとめtyaiました【完璧な子育て】

「『息子にくそばばと呼ばれたら、子育ては成功したって思いなさい』って、心理学の本に書いてあったんですけど、それって本当ですか?」先の研修会の打ち上げの席で、学生からそんな質問をうけた。「う~ん。正直、現役の母親としては、くそばばって言われたらムカつくし...
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